SSブログ

椎名誠『遺言未満、』を読んで [読書]


こんな国にしたのは誰だ。椎名氏は指摘します 「奥会津の道端で野良着の老人と会った。ぼくはクルマに乗っていたが彼は歩いていた。その老人に呼び止められ『あんたはこれからどこに行きなさる?』と聞かれた。レンタカーを返しに30キロほど先の町に行くのです、と答えると『じゃあすまないがこの手紙を町のポストに投函してくれないか』という頼みだった」という。 さらに老人は、町に残るものは墓場と役場しか残らないだろうとも語ったという。椎名氏は日本の行政はどうしているのかと問う。手紙出すのに2時間歩かなければならないのだ。私の住む場所は郵便局まで自宅から歩いて10分と15分で行ける。やがて、それも高齢者世帯の町ですので廃止されることになるのではないか。新型コロナ蔓延しているのに五輪・パラリンピックを強行しています。日本人の活躍に胸が躍ることもなくもないが、命あってのモノだねだ。

nice!(0)  コメント(0) 

各界の意見 [SDGs]


中国で1000年に1度の豪雨だという。来年もしあったら1000年に一度という警句は意味を持たないのではないか。気候変動に対して世界的な取り組みが必要だと解っています。それなのになぜ進まないのだろうか。 脱炭素社会に向けての各界の人たちの意見の連載のようです。 「【未来の地球へ①】「自分ごと」が第一歩に 2021/7/26 世界食糧計画日本親善大使 知花くららさん」さんです。  知花さんは言う。 「印象深い視察先の一つに、18年に訪れたネパール山間部の小学校がある。校長によると、貧困や豪雨の影響で児童の出席率はまばら。家庭の労働力と見なされがちな女子は特に低かった。だが給食が提供されたことで男女ともに出席率と学習意欲が上がり、進学という選択肢も生まれた。食を支えることは未来への種まきになると確信した。(一部引用)」 「脱炭素社会」に限らずSDGs全体もまたいろんな問題を含んでいます。先の給食が提供されると子どもの出席率がよくなったという。日本でも戦後の頃は食べることに精一杯だったと思う


nice!(0)  コメント(0) 

作られる感動 [寛容な社会]


カレンダーの祭日を変更してまでオリンピック開会式を準備したが、相次ぐスキャンダルの結果として辞任・解任が続き、どうしたことなのかと聞いていると、開会式などは丸投げしているという。丸投げを受け止めた方は事実関係を知らなかったのだろうか。  障がい者に対するいじめなどがあったというが実態はどうなのでしょうか。そこから教訓にすることがあるはずなのに、深められず、教訓にはならない。   「永田健の時代ななめ読み 「勇気と感動を」お気遣い無用 2021/7/25 西日本新聞」  「『アスリートの皆さん。五輪が開催された以上は、五輪の舞台で思い切り走ったり泳いだりしてください。自分のために。私もそれを応援するでしょう』  『ただし、勇気とか感動につきましては、すべて私の判断で行いますので、お気遣いは全く必要ありません。どうぞご心配なく』(一部引用)」


nice!(0)  コメント(0) 

1000年に一度? [歴史]



テレビで中国を襲った豪雨が1000年に1度の豪雨だとしていましたが、1000年後の関係者が検証してくれるでしょうか。 本を読んでいましたら「老いて何も分からぬようになってしまう認知症に」という表現がありました。「恍惚の人」有吉佐和子などの影響が残っているのだろうか。一度定着したものは永年の蓄積なのか、何も分からなくなる認知症になれば悲惨だという意味のことが書かれていました。確かにそうした傾向が見られるものもあると思いますが、社会参加している人たちもいます。「恍惚の人」も社会への警鐘だったのでしょうが、インパクトが強かっただけに誤解があるのだと思います。てんかんなどもかつて遺伝すると言われましたが脳の手術で治るものが増えてきました。
nice!(0)  コメント(0) 

誰のためのスマホ [寛容な社会]



西日本新聞の電話投稿欄に数日前にスマホでなければならないのか。電話機能さえ使えればいいのにという趣旨のものがありました。電話会社からはスマホに切り替えをと定期的に切り替えを求めてきました。私の場合も電話さえあればいいのですが遂に根負けして切り替えました。古くなったシステムを維持するのが大変だということは分かります。それに乗っかりたくない人の声を活かす方法はないものだろうか。 「コラム 春秋 ネットから漏れる人に「網」を2021/7/24西日本新聞 モールス信号だったら、難文も誰より速く打てるのに」。胸が詰まる嘆きを本紙「こだま」欄への投稿で目にした▼71歳の女性が、83歳で亡くなった父の思い出をつづった一文。父は晩年、携帯電話を持ち始めたが、教わってもメールがうまく打てない。その時に発したのが冒頭の言葉。かつては信号を自在に操る技術の持ち主だったのだろう。その歯がゆさはいかばかりか(以下略)」  歩きスマホなどでの死者が出ています。ながらスマホ防止装置はないものでしょうか。

nice!(0)  コメント(0) 

ヤングケアラーとは [寛容な社会]



ヤングケアラーの福岡県の実態調査についての報道をSNSに紹介したところ、母の病気で家事全般を高校生でやることになったという体験の報告がありました。私と2~3歳違う人ですので、高度成長期の入り口の時期です。食べるのに精いっぱいで家事を分担することはありふれた風景でした。現代の課題は何なのでしょうか。家事を女性の仕事とする意識とどこかでつながっているようです。 家事の戦力外通告を受けた身としては自分の問題としては考えにくい。

nice!(0)  コメント(0) 

蝉の鳴き方 [読書]



蝉の鳴き方もいろいろあるらしい。福岡などではシーズン初めはクマゼミらしい。蝉と言えば、藤沢周平の「せみしぐれ」ではNHKのテレビドラマとして印象に残っています。ところがここまで書くのに言葉が出てこないのです。周平が出てきません。「せみしぐれ」は場面の記憶はありますが「せみしぐれ」が出てきませんでした。パソコンに頼ります。作家の森村誠一氏は「脳からこぼれた言葉を拾っていく」作業をしていたという。今朝ひとつこぼれた私の言葉は「高畑充希」さんでした。 朝9時すぎに冷房を入れています。セミの鳴き声が迫ってきます。 考えているのは先日読んだ本に「死を知っている厄介な生物」である人間のことです。人間だけなのでしょうか。

nice!(0)  コメント(0) 

おきゅうと [自分史]


博多の街に7月の暦を重ねると1日の飾り山笠の街角を占有しています。追い山笠は今年も中止になりましたが、オリンピックは良くてなぜなどと難しい話にはならないのだろうか。そんな博多にはおきゅうと、という食べ物があります。コラムを読むまですっかり忘れていました。 「コラム 春秋 おきゅうと、あの脚本家も大好物 2021/7/20 西日本新聞」では、三谷幸喜さんと博多との縁が述べられています。そのひとつがおきゅうとです。おきゅうとはまただ出回っているのだろうか。おきゅうとそのものの説明も難しいので、コラムの説明を引用させてももらいます。かつてビールを必ず飲んでいた頃、供におきゅうとを夏場は食べたものです。 「▼ところてんに似た食べ物の原料はエゴ草とイギスという海藻。主に日本海側で採れる。各地に似た商品はあるが、薄くてあっさりした味は博多だけ。最近は薬味とポン酢で食すのが主流らしい▼発祥の地とされ、おきゅうと店が軒を連ねた箱崎は九大生の町だった。下宿の賄いに出てきた頃は苦手だったが、大人になって食べたらおいしくて、と懐かしの味を取り寄せる人もいる▼おきゅうと、の平仮名も、声に出したときの響きも、どこか懐かしくて涼しげだ」


nice!(0)  コメント(0) 

黒い雨は [平和]



「コラム 春秋(オピニオン) 毒杯を捨て、被害者の救済を2021/7/16 西日本新聞」では、先の戦争の原爆被害の範囲をどうするかという判決です。今朝のSNSでも広島市長の英断を求めていた人がいました。同感です。西日本新聞のコラムでも市長に問うています。 「▼その控訴審があり、広島高裁は一審判決を支持。控訴を棄却し、手帳の交付を命じた。今も原爆の毒に苦しむ人たちを救いたい、との思いが本物ならば、県知事や市長は国の方針を敬うだけでなく、自らの信念を貫くために必死で働き掛けてほしい(一部引用)」 住民の代表である知事・市長には国の言い分だけに従うものではないと思う。それは自治体首長としての責務ではないか。
nice!(0)  コメント(0) 

手伝うは禁句 [寛容な社会]



ソフトバンクホークスのレイ投手は今年のチーム86試合目で初完投勝利をしました。事程左様に完投が基準の時代は過ぎ去りました。先発―中継ぎ―抑えと分担が基本になりました。ワンオペの時代は過ぎつつあります。だが、なかなか進まないのがジェンダーギャップ。ついつい「手伝うから」というホンネが出てきます。女性側から「女子力を上げる」なる言葉が語られます。

「コラム デスク日記  家事と男女格差2021/7/13 西日本新聞の前田 淳 」では次のように述べています。

「世界経済フォーラムのジェンダーギャップ(男女格差)指数で、日本は156カ国中120位に低迷する。昨年の国内の出生数は、統計開始以来最少の約84万人にとどまった。家庭内の不平等に目をつぶったままでは、コロナ後も少子化に歯止めをかけるのは難しかろう。私自身もまだまだ精進せねば。」

nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。