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椎名誠『遺言未満、』を読んで [読書]


こんな国にしたのは誰だ。椎名氏は指摘します 「奥会津の道端で野良着の老人と会った。ぼくはクルマに乗っていたが彼は歩いていた。その老人に呼び止められ『あんたはこれからどこに行きなさる?』と聞かれた。レンタカーを返しに30キロほど先の町に行くのです、と答えると『じゃあすまないがこの手紙を町のポストに投函してくれないか』という頼みだった」という。 さらに老人は、町に残るものは墓場と役場しか残らないだろうとも語ったという。椎名氏は日本の行政はどうしているのかと問う。手紙出すのに2時間歩かなければならないのだ。私の住む場所は郵便局まで自宅から歩いて10分と15分で行ける。やがて、それも高齢者世帯の町ですので廃止されることになるのではないか。新型コロナ蔓延しているのに五輪・パラリンピックを強行しています。日本人の活躍に胸が躍ることもなくもないが、命あってのモノだねだ。

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