社会保障全体の動きの問題 [社会保障]
日本障害者協議会の10回総会議案書では、「社会保障全体を視野に入れた取り組み」として次のように述べています。
「『自助・共助』を強調する背景には、経済は成長し続けるものだという、実態から目をそらした幻想があり、社会保障の増大は経済成長を目的として規制緩和し、あらゆることが市場原理の中に投げ込まれていく」として介護保険では軽度者と言われる人たちが排除され、障害者福祉でも必要なサービスは負担して買うべきとされていると指摘しています。
65歳の壁とも言われる障害者福祉サービスから介護保険への切り替えにして、「値切り」を迫る対応策は、自己負担でというより、サービスの切り捨てによる制度維持の幻想となっています。この幻想を打ち砕く力が必要なのではないか。
検討課題として、SDGsとの関連も検討する課題にならないだろうか。