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3.11までひと月と別の気になること [社会保障]



◆気になるニュース  西日本新聞の11日1面トップは東日本大震災からあとひと月で10年の節目を迎えますが、被災6県に応援に派遣された人が今後も応援しないとやっていけないという。 ◆気になる動き 別の意味で気になる動きについて紹介します。 ニッセイ基礎研究所主任研究員三原岳氏は「薬の代わりに社会資源を紹介する手法の制度化を巡って」として「社会的処方」の動きについて述べています。 「1―はじめに ~社会的処方の功罪を考える~  2021年度政府予算案の調整では「社会的処方( Social prescribing)」の制度化に向けた議論が進んだ。これはストレスや孤立などを感じている人に対し、医師が薬の代わりに患者団体などコミュニティの資源などを紹介することで、その人に生き甲斐や社会参加の機会などを持ってもらう方法であり、英国などで実施されている」 三原氏の見解は上記の資料を読んでもらうしかないのですが、私にはこの動きが「共助のススメ」と聞こえてきます。なぜなら、社会福祉法人の制度改革と並んで、自助を推奨する動きと思えてなりません。「社会的処方」は患者団体の紹介などをするのだからいいことだと思わるかもしれないが、医療費や福祉費の節約も兼ねているように思えます。節約自体が悪いとは思いませんが、共助の仕組み作りに踏み込んでいるように感じます。最終的には公助の撤退という方向も感じられます。

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