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高齢者にお金がかかるのか



 日本のお年寄りは病院にたむろしていると言われます。それをけしからんという人がいます。喜んで病院にたむろしていることはないと思います。年寄りの多くは病を抱えています。 ところで、コロナ禍で明らかになったことは、保健・医療体制の脆弱さです。保健所機能の後退により検査体制が整いませんでした。医療機関の受け入れ体制は脆弱であることが浮き彫りになっています。保健・医療・福祉の公的負担を削って「小さな政府」を目指した結果ではないでしょうか。 日本では、高齢者の医療費がかかるから若者の負担が大きいと政府は言うが、ジャレド・ダイアモンド氏は次のように述べています。 「若者の負担についてですが、世界中のすべての若者は日本より自国の高齢化を負担に感じていると思います。日本の高齢者は、世界のどの国の高齢者より健康です。長寿国といっても、日本の高齢者の健康状態は『エクセレント』ですから、世界のどこよりも若者の負担は少ないのです。世界に目を向ければ、日本の高齢化は日本人が思っているほど大きな問題ではありません」(「コロナ後の世界」) 日本ではお金のかかる高齢者というイメージがあります。本当のところどうなのでしょうか。政府の増税の仕組みからすれば、例えば、消費税では、お年寄りにカネがかかると言いながら、そこにお金が「適切に」使われているのでしょうか。
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