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闘いの歴史かも [読書]



「石木ダム緊迫感増す最前線 長崎県と住民にらみ合い11年、迫る工期」(2021/6/8 西日本新聞)は伝えています。幾度となくテレビ、新聞が伝えてきました。それらを観たり、読んだりしていると、60年安保をからめての下筌ダムとリーダーだった室原知幸さんのことを思い出します。まだ、高校生になったばかりの頃でしたので何も知らなかったと思います。凄い人がいるという思いがしていました。 それを詳しく整理した本が出版されました。『現場――記者たちの九州戦後秘史』という本で、下筌ダムの反対運動について「時代は60年安保闘争の真っただ中。三池闘争は総資本対総労働の対決、下筌ダム紛争は公権対私権の闘いと呼ばれた」と記されています。炭鉱の落盤などにもふれていますが、北九州市の誕生の裏話などが含まれています。  西日本新聞記者による奮闘の姿が見えてくるようです。
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「移動難民」になって [読書]



「コラム  図書館は生活施設だ 岩田 直仁2021/6/1 西日本新聞」では、図書館の休業体制に対して「生活施設」なのだという読者の投稿欄の意見を紹介しています。 「『スーパーなどと同様、図書館は生活施設なのだ、という見識を自治体に求めたい』まったく同感。感染状況がもう少し落ち着けば、予約と貸し出しへの対応は可能になるのではないだろうか」としていまます。 さらに 「近年、公共図書館にカフェなどを併設し、地域のにぎわい拠点として整備する自治体が増えているが、本来の役割を軽んじては本末転倒だ。司書の非正規職員化の広がりには、かなり不安を覚える」という指摘には同感です。 持病が軽いうちは図書館通いも相当な距離を歩いていました。それでも、バスか、電車かなどの手段が必要でした。その後、一段と悪化して図書館には通えなくなりました。移動図書館もありますが、指定場所は公民館の広場で坂道です。電子図書館の自治体も増えているのではないかと思う。長短あると思いますが、折角のツールとして検討してもらいたい。  生活施設だという主張には意見はあろうが、非正規職員化により、対応は無理なのだろうか。移動が困難になっても読むことは大切な活動ではないだろうか。

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姜尚中氏の「生きるコツ」を読む [読書]

「老いは未知との遭遇」という章にひかれました。ぽっくり死願望が多いようですが、若い時のように体がいうことに応えてくれません。昨日できていたことが今朝もうできなくなっていることがあります。ぽっくり死願望が多いのはそれまで元気にしておればいいが、そうはいかないのだということが分かっているからではないかという。  著者は言う「弱さを抱えた自分のような人間は、社会のお世話にならざるを得ないと腹を括ったせいか、近頃では何か突き抜けたような感じがしている」と。社会のお世話になること以外にもいろいろとあると思います。  最近では「フレイル」という介護状態の初期状態が強調されます。心身の状態が衰えるのは仕方がないが、介護費用が増えるのも嫌だということか。
生きるコツ

生きるコツ

  • 作者: 姜 尚中
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞出版
  • 発売日: 2020/11/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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  • 発売日: 2020/11/30
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篠田桃紅さん亡くなる  [読書]

 3月3日のテレビニュースでワクチンを接種した方が亡くなったというのがありました。ある局のアナウンサーは、因果関係が分からないが、偶然だと思いますみたいなあわてた様子でした。遺族にしてみれば、偶然かどうかを貴方が決める権利はないでしょう言いたい人もいると思われます。もうひとつの局は厚生労働省の機関で判定するとしか伝えませんでした。局としての対応の差が気になりました。 篠田桃紅さんが107歳で亡くなったという。記事では、水墨で抽象表現とされています。Eテレで紹介されるまで知りませんでした。その後、エッセイストでもあることを知り『桃紅105歳好きなものと生きる』『人生は一本の線』『百歳の力』などを読みました。テレビでも感じましたが、1本の線が放つ魂に圧倒されるようでした。記事によると絵画や書での賞は辞退されていたとのこと。ご冥福をお祈り申し上げます。 ◆気になるニュース 朝ドラ「おちょやん」の主人公のモデルは浪花千栄子さんですが、幼い時に聞いたラジオの番組が「お父さんはお人よし」だと確認できました。4日の西日本新聞のコラムで中洲次郎さんが紹介されていました。
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書店の在り方をさぐる [読書]


 20年前は徒歩15分内に3軒の書店がありました。それが次々と姿を消して今は私の足では徒歩では行けるところはなくなりました。ネット書店に頼ることになりましたが、先日、外国で話題になった本だということで購入しましたが、ハウツー本に近いものであり、私の期待を裏切りました。ゆっくりと選ぶということが難しいので、本人の希望と異なるかどうか判別が難しいです。そこに次のような滞在型書店ができるという。 一度、計画段階の記事があったと思いますが、「“1冊選ぶぜいたく”1650円 滞在型書店「文喫」、3月31日開業 2021/2/27西日本新聞」は新しい書店の在り方を問うものとして注目したい。 「入場料を支払う滞在型の書店『文喫(ぶんきつ) 福岡天神』が3月31日、福岡市の岩田屋本店本館に開店する。平日1650円、土日祝日1980円で営業時間内なら一日中滞在できる。さまざまなジャンルの約3万冊の中から、じっくりと一冊を選ぶぜいたくな時間を過ごすことをテーマに掲げる(以下略)」 報道によれば、カルチャースクールを併設しているという。


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紙の本 [読書]



新聞の投稿欄に高校生が読書するなら紙の本だという意見でした。同感ですが、図書館さえ電子書籍を取り入れる傾向にあります。図書館は、新刊などがなかなか順番がまわってきません。電子書籍ならその心配はないと思います。全国的に本屋が苦戦し、撤退しています。 悪循環で閉店が多いと本屋さんがますます遠くなりますので通販サイトも利用しています。見ると電子書籍と紙の本と合わせて新刊を出す人が増えているように感じます。紙の本と価格を同じにしている人もいますが。 ◆気になるニュース  森会長が辞任しました。後任選びはどうなるのでしょうか。選考委員会が設けられるというが本来はそうすべきだったと思います。(12日現在)
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『ルポ 新大久保』を読む [読書]



室橋裕和氏のルポで昨年の9月発行ですのでコロナ禍の影響にも触れています。教育の場の苦心が印象的でした。大久保小学校は4割が日本人で、外国人の親などの子どもが6割だという。中国・韓国・タイ・ミャンマー・ベトナムなどだそうです。例えば「校長室」という表示も6か国語だそうです。 日本語が分かる親は少ないので学校からの通知は平易な日本語を使い、「全てにルビをふる」という大変な苦労をされています。 行政のルビを付けて資料を提供したのは、私が知る範囲では内閣府の障害者委員会ではないかと思います。これは、障害当事者の会議の参加を前提にしたものとして大きいことだと思います。最近厚生労働省の資料をあまり見ていないのですが、まだ見たことがないように思います。ルビをつけるのは大変な仕事だと思います。しかし、当事者抜きの会議はそれと同じように問題ですので検討してもらいたいと思います。大久保小学校からのメールには「ふたつの日本語」を使うという。 日本人向けと、外国人親などの「やさしい日本語」の二通り作成しているという。 これらの仕事を支援する体制づくりを期待したい。
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視点の違いで無駄使いか? [読書]

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昨年の7月に刊行された『コロナ後の世界』を読みました。GOTOキャンペーンなど経済をまわすことに熱心になった弾みからか、感染症者が急増しました。それでも、エビデンスがないとして政策の妥当性を述べていましたが、『コロナ後の世界』には次のような指摘が半年も前になされていました。かの有名なノーベル賞学者のポール・クルーグマン氏ですが、次のように述べています。 「経済を回すことを優先させるよりも、まずは感染症対策の最前線にいる医療関係者と、経済的シャットダウンで打撃を受けている人たちをサポートするべきなのです。早すぎる経済活動の再開は、かえってダメージを大きくするだけです」 これはスペイン風邪の教訓だとしています。
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光浦さんの「清張」 [読書]



松本清張といえば、今も図書館で少なくないスペースを占めています。読んだ記憶があるのが「或る『小倉日記』伝」と古代史のもの数冊です。テレビドラマではいくつか観ましたが。こんな記事に出会いました。光浦靖子さんの清張氏の似顔絵ブローチが展示されているそうです。 「人気の似顔絵ブローチ、松本清張記念館にお目見え 北九州市2020/12/24 西日本新聞  お笑いコンビ「オアシズ」の光浦靖子さんが手作りした松本清張の似顔絵ブローチが、松本清張記念館(北九州市小倉北区)にお目見えした。羊毛のフェルトに針を刺しながら形作る「ニードルフェルト」で清張独特のしわや唇が丁寧に表現されている。来年1月11日まで(以下略)」 清張の代表作「点と線」の企画展を開催中だという。年末は休館日がありそうです。古代史のものはもっと読んでみたいと考えています。
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