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連れだって [寛容な社会]

 昨年99歳で亡くなった瀬戸内寂聴さんの遺稿が幾つか出版されています。そのひとつの『今を生きる』を読んでいます。寂聴さんが秘書の瀬尾まなほさんの問いかけに答える形式です。 「人生はいいことも悪いことも連れだってやってきます」。昨秋、世を去った瀬戸内寂聴さんの言葉が胸をよぎる。「でも、そこで運命に負けず勇気を出して、不運や不幸に立ち向かってほしいのです」  と述べ、さらに女性の社会進出が進んだものも「もう一つ前の世代の女性たちが骨身を削り、必死に闘ったら」ここまで到達できたのだと述べられています。社会問題で必要があれば東京のデモに参加されていたという。闘うことの意味を繰り返しておられます。



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