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無観客に慣れていたラジオ世代 [街]



「【神田伯山×いとうせいこう対談】リモートは社会を変えるか 2021/1/7西日本新聞 」 からです。 「伯山 無観客でコロナ期間中に配信したりしてたんですけど、まあーやりづらい。お客さんがいないから間もずれるし。ところが、うちの師匠とかの世代は全く変わりなくやってました。昔自分たちが修業した時代、お客いなかったから慣れてる、って言って。  いとう あとはラジオやってたからだよね。芸はだいたいラジオでしか運ばれなかったから、要するにマイク一本の前でやれるということは想像ができるってことでしょ、客が (一部引用)」  落語など演芸に接するのはNHKの朝早い時間の「演芸図鑑」などや「笑点」などですが、笑点なども最初は無観客とか、リモートの大喜利とか、今は関係者がまばらに「客」を装う。 リモートにしたのは感染を恐れたからでしょうが、明らかにテレビを観ている人と距離がありました。テレビ以前の演芸はラジオであり、基本は客なし。マイク1本を通しての話芸などが確立していたのだろう。しかし、大喜利はテレビの世界が分かりやすい。 テレビは漫才コンビの独壇場みたいです。安上がりみたいに対談では指摘されていましたが、どうでしょうか。

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町を残す [街]

「コラム もっと小さくボロく 吉田昭一郎2021/1/6 西日本新聞 」からです。  「『ビッグバン構想』で高層ビルの建設が進む福岡市・天神が勤め先。昼食時、少し離れた大名地区に足を延ばすようになった。天神で親しんだ食堂などが姿を消す一方、まち歩き取材を通じ大名・紺屋町にいい定食店を見つけたからだ。  町は藩政期のままの細い街路に店が軒を連ねる。定食店は昭和の雰囲気があって、ほっとする。目玉焼きをのせた野菜炒め定食の味が素朴で懐かしい。近くに創業90年近い和菓子店がある。あんこは北海道の小豆を仕入れて手作りする。いいあんばいの甘さだ。どちらの店も地域に根付いて、常連さんらを裏切るまいという心を感じる(以下略)」 今の明治通りから大名地区辺りまでは道路がクランク状になったりしています。敵の進入をしにくくして、待ち伏せしやすい工夫がされていて、今もその道路がいくつか残っています。武家屋敷の大銀杏は今も守られています。 「ビッグバン構想」とは、福岡市の中心部の大規模再開発が進んでいることを指しています。また、天神地区の追加の事業として、西鉄福岡駅とつながっている新天町の商店街とパルコとの一体開発が動き出すという。 コラムにあるように大名・紺屋町辺りは昔の空気を感じます。昔と言っても昭和の雰囲気ですが、それでも街は変わっているように感じます。新天町の今の雰囲気を残しながら店舗を変えていくことは難しいことのように感じますが、そこからスタートする歴史はあるわけです。その街で働き・暮らす人の息づかいを感じる街であって欲しい。

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