もうひとつの貢献 [スポーツ]
大坂なおみ選手の全豪オープン優勝はおめでとうございます。それに加えての言動の価値について小島慶子さんが高い評価をしています。 「全豪Vの大坂 トップとして声届ける意志 エッセイスト小島慶子さん 共同通信 西日本新聞 2021/2/21 」から引用します。小島さんは 「大坂なおみ選手の全豪オープン2度目の優勝はとてもうれしい。黒人差別への抗議や、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長による女性蔑視発言への批判など、大坂選手の言動からは、トップアスリートの立場を生かし、弱い立場の人たちの声を届けようとの意志を感じる」 同感です。それと気づかせられたことが、「日本語が流ちょうな人だけが日本人ではないねという当然の事実を浸透させてくれる」ことでした。 人種差別に対する抗議だけでなく森発言に反発していることは日本人としての誇りさえ感じます。優勝もおめでたいが、アスリートとして一回り大きくなったと思います。大坂チームの勝利だと繰り返していることにもトップアスリートとしての思いを感じました。日本のアスリートにもいい影響を与えるでしょう。久しぶりにすかっとした小島氏のコメントでした。もちろん、大坂さんあっての話ですが。
人それぞれ [スポーツ]
内川選手のホークス退団のニュースには驚きはしなかった。2軍とはいえ、今年の打率は3割を超えていても、「1軍昇格リスト」に一度も上がってこなかったという。ということは世代交代についての内部の合意がなされていたのであろう。プロであればそういう時期もあるのでしょうか。 「コラム デスク日記 背番号7の内川選手に期待 2020/12/27 西日本新聞 ヤ党(東京ヤクルトファン)にとって、夢の膨らむ話である。福岡ソフトバンクを退団した内川聖一選手は、東京ヤクルトへの入団会見で「プロ野球で最後の道になると思う。もう一花、自分で咲かせられるように頑張りたい」(12日付西日本スポーツ)と、語っていた。 内川選手の背番号は7。同じ番号で思い出すのは1997年開幕戦。前年の沢村賞投手、当時巨人軍の斎藤雅樹氏から3打席連続で本塁打を放った小早川毅彦氏だ。小早川氏は前年に広島を自由契約。「再生工場」と呼ばれた野村克也監督の下、大エースの決め球をスタンドに運んだ(以下略)」 懸念材料としては「勝利の方程式」と呼ばれる中継ぎ・抑えの故障の多さです。優勝を目指すチームとしては、ここに工藤采配の厳しさが垣間見えます。もうひとつ気になるのは、2019年度のシーズンだったと思いますが、勝利のためにここではバントが確実と判断した監督は内川選手にサインを出して成功した。ベンチに戻った内川選手に話しかける監督の姿があった。大打者にバントさせたことの説明だったように思えた。大打者故にサインに気づかうのも仕方がないことだったが、印象的な場面でした。プロとしては当然のものだが、そんな存在だったのだと改めて感じたものでした。推測の話ですが。一花咲かせて欲しい。今後の活躍を観たいものです。世代交代が定着するのかどうか期待したい。
見せる野球? [スポーツ]
プロ野球は来季の契約をどうするかのいつもの風景があります。福岡ですのでソフトバンクホークス情報に偏っていますが、全体的にはどうなのでしょうか。無観客試合の収益減の影響はないのでしょうか。ホークスでは上林選手の「自分に厳しくしすぎた」というインタービューが痛々しかった。再起を祈りたい。 福岡の話題といえば新庄氏の去就です。 「コラム デスク日記 まばゆい「もう一人のツヨシ」2020/12/20 西日本新聞 中野 剛史 少年時代、もう一人の「ツヨシ」のまばゆさに困った。同じ小中学校に通った、その同級生は、ソフトボールで投手をすれば三振の山を築き、持久走ではぶっちぎりの1位。頑張っても、後のメジャーリーガーにかなうはずがない。周囲に「偽のツヨシ」とからかわれた記憶はほろ苦い(以下略)」 48歳のチャレンジは別の道になったのでしょうか。 ■今日気になったこと 出版物 低下続くという。「鬼滅の刃」の大ヒットも太刀打ちできなかったようです。電子書籍は順調だという。